もしも病気になったら | 日常で感じたことや都内でのヨガレッスンの様子を楽しく発信していきます

こんばんは！エリナです。

今日はオンラインヨガから始まった朝でした。

いつも癒しをくれる皆さん。

最近…気掛かりなことが…あります。

この年末に母が入院して、今もそのまま良くならず病院にいます。

5年前に癌を患い、その時は抗がん剤と手術で回復し…もうすっかり忘れていました。母が病気だったこと。

忘れた頃にやってくるって本当でした。

年末、それも30日に…お腹がパンパンに膨れ、これはどうもおかしいと。休みに入っている病院の戸を叩き、無理を言って診てもらい、結局そのまま入院…ようやく年明けに検査が始まり、癌の再発がわかりました。進行はかなり進んでいるようでした。

家族全員頭をぶん殴られたようなショックで、何が起こったんだ！？という状態で。

すぐに実家に帰ろうとしましたが、今はまだ何もわからないし、落ち着いたら退院出来るから帰ってこないで、と母に言われ… 帰省を留まりました。

私以外の兄弟は実家近くに住んでいるので色々と頼むことになり…

こんな時、東京と香川では距離があり、すぐに飛んでいけず、行ったところで病院はコロナ対策もあり面会が出来ず、何もできない自分がもどかしくなりました。

LINEをしても返事が返ってこない事が多くなり、たまに『しんどい』という返事がくるだけ…

察して、あまりLINEもしないほうがいいのかも、と空気を読みながら気にする毎日でした。

しばらくして、妹から『どうしてこんな大変な時に帰ってこないの？』と泣きながら言われ、『会えなくても、駐車場から病室の窓に手を振る事は出来る。大変な時に気遣うのが家族だ』と言われ、母の意見を尊重して帰らないでいたけれど、娘と土日に夜行バスで帰ることに決めました。

しかし帰る前日に、医師から『東京からの帰省はコロナを持ち帰る危険性が高く、たとえ母に会わなくとも、実家で父と会うことも…週1回だけ面会が許されている父を介して感染する可能性もあるため、来ないでくれ』と。

父からも帰省を諦めるように言われました。

それならホテル泊して帰省を考えたけれど、やはり母本人からも『お願いだから東京にいて、今は来ないで』と懇願のラインが…

ある一方では帰らないなんて、と責められ、帰ろうとしたら帰らないでくれと。

コロナがこんなにも環境を変えてしまい、また親元を離れて暮らすという事は、いざという時本当に不自由で。

私はもしかしたらこのままお母さんに会えないのだろうか、と悲しくなりました。

人は薄情なもので、何かおこるまで大切さやありがたみを心から感じる事はできにくい。母が死ぬかもしれないと不安になって初めて母の命の重さを意識する。

毎日がのほほんと、幸せでも不幸せでも、何も感じる事なく、健康が脅かされて初めて、生きていることの有り難みを知りました。

会えないので送る事にした母へのプレゼント。

安物ですが、可愛いなぁと思って購入しました。

先日、少しだけビデオ電話した時、母が私がかなり昔にあげた時計をしていたのが見えました。まだ付けてくれていたんだなぁと嬉しかったんです。

本当に何もできないけれど、新しい時計を付けて少しでも気分転換になってくれたらいいなぁと願いを込めました。

生きることが簡単でない時もあるけれど

色んな感情に揺さぶられ、穏やかでない時も

まずは自分が笑顔で、しっかりと地に足を付けなくては、と思うのです。

ヨガのことや、自分の家庭、子供のこと、仕事のこと、しっかりしなくてはいけないなと。

母に合う薬が見つかることを祈っています。

どうか、少しでも痛みが軽減されますように。

神様お願いします。