私たちは生かされている/港区港南ヨガ教室
こんにちは!エリナです。
ものすごく久しぶりのブログ更新になってしまいました。もう8月です。
7月の終わりに、母の容態が思わしくなく、急遽、娘と実家に飛び帰って来ました。
母に会うためもありましたが、
いつもメインで看てくれてる妹がダウンしてしまったため、父をお手伝いするために戻りました。
決めたのが急だったのもあり、行きは深夜12時前になりました。
地元の無人駅は蛍光灯の光が、怪し虚しく椅子を照らしている。
急遽、仕事をキャンセルし2日間お休みをもらい、家のことや、父の食事など作ったりしながら、母は入院中ですぐには会えず、面会の日を待ちました。
(今またコロナが流行していて、面会が厳しくなっていました)
娘は実家の犬と息が合うのか終始ゴロゴロ…笑
久しぶりにお墓参りと、祖母に会いたいと、父に相談し香川の東に向かいました。
香川県、四国は瀬戸内海に面している小さな島なので、少し高い山に上がると海が見えます。
夏の青い空と海。
私は瀬戸内海が大好きです。
暑いからいいよ、と思いながらもお墓参りのついでに近くの山頂まで車を走らせ良かったな、と思いました。
半島の展望台に新しくカフェが出来ていたので、入ってみることに。
着席すると、海と山が見渡せ、とても綺麗でした。
人が話をしたくなる時って、ふと緩んだ時だったりする。
こんな風に、どこか非日常な場所に出かけ、お茶など飲みながらリラックスした時に。
普段、無口な父が看護の事をポツポツ話し始めてくれた。私たち家族にとっても母の病気は初めての経験で皆それぞれに苦しんでいると思う。
1番頑張っている父が素直な気持ちを話してくれて嬉しかった。
カフェを後にして、祖母の家に向かいました。
私のおばあちゃんの家(母の実家)は大きくて、古い瓦屋根のお家です。
昔は玄関と台所は土間で、釜もあったし、お風呂は五右衛門風呂でした。
居ると思っていた祖母はおらず、玄関は鍵が掛かっていて、玄関の脇の通路から納屋を通って台所へ…
中に人が居て、いとこのおばちゃん(母の妹)がクーラーのついてない台所で汗だくになって何か家事をしていました。
背中には汗のシミで大きな水玉模様が…
向こうも私達が突然来たことに驚いたようで『どうしたん!!』と声を出した。
その顔にも汗が流れていて、何か一生懸命に取り組んでいたのが伝わってきました。
『おばちゃん、久しぶり。何してるん?』と聞くと、祖母はデイサービスに行っていて、おばちゃんは、祖母がだんだんと出来なくなってきた、水回りの片付けや掃除を代わりにしに来ていたらしい。
食事を作り置きしたり、冷蔵庫にあるのに、また買ってきてしまい溜まった食材を分別したり、、流しのお掃除をしたり。
自分の家庭のことだってあるだろうに、と思ったけれど、母が病気になる前は、姉妹で当番でやっていたようでした。
祖母はもう90を超えている。祖父はもう20年前に亡くなってしまったので、そこからも乗り越えて暮らしています。
私はおばちゃんを台所で見つけた時に、『背中を見て学ぶ』ではないが、あるべき姿を見せてもらったような気がして、胸がギュッと締め付けられました。
親はいつか死ぬ。死ぬ前は老いていくし、健康に老いるかもしれないけど、病気になったり、ボケたりもする。
病気になるのが早い時期かもしれないし、それは自分にだっていつ起こりうるかわからない。
でも子が親を見るんだ。
自分が育ててもらってきた時と同じように。 急に感謝の気持ちが湧き上がってきて、反対に私が何が出来ているのか?出来ていないのでは、と後悔に駆られた。
人は1人では生きていけないし、色んな人に支えられ助けられながら生きていることを忘れてはいけない。
色んな偶然の積み重ねと、周りの人からの愛に生かされて今日この日まで私は元気に生きている。
さっき海を見た時にもそんな事を感じたけれど、おばちゃんの姿を見て、よりそんな事を感じました。
肝心の母には帰る日の午後にようやく面会出来ました。
妹からLINEで、身体を拭いてあげたりマッサージがいいと思う、ここのこれをこうして、と細かく指示を受けて、いつもどれほどに妹がやっているのかがよく分かった。
そんなことも気が利かない自分よりも教えてくれる有り難さや、いつもこんなにもしてくれていることに感謝でいっぱいでした。
母とは感動の再会というよりも、やるべき事をサッと済ませ(面会が15分のみだったので)たのだが、
母は私に『これ…』と娘の名前が書かれた包み紙を渡してきました。
ノートを破いた紙で、お金を包んでいて、表にはユラユラした文字で娘の名前が書かれていた。縁起でもないけれど、ダイイングメッセージのようで、
こんな時にいいのに!!と思ったけれど、どうしても娘に渡したかったのだと思う。
父は母にはお金を持たせていないので、どこにそんなお金が?ありったけを包んだのでは、と言った。
きっと母は、自分が生かされていることを誰よりも身にしみて感じていて、自分がこんな時でも、誰かのために役に立ちたい、優しくいたいと思っているのではないか。
そんな風に思えました。
あっという間に15分が経ち、病院を後にした。子供は病室に入れないので、下の待合フロアで待っていた娘。
包み紙を受け取りじっと見ていました。
帰宅の時間になり、高松駅から東京行きの切符を買って電車に乗りました。
4時間半は長いけど、色々な思いを消化するのには必要な時間だったかもしれない。
また明日から忙しくなる。
でも時間を見つけてすぐに帰ろうとも思っている。
私なんか何の役にも立たないけれど、私が感謝を伝えるために戻るべきなんだ、と
気づけた気がする。
異常な暑さを記録するこの夏を…
秋が来たらまた母の体調も落ち着くかもしれない。
みんなで乗り越えたい。
父にも母にも兄弟にも、おばちゃんにも、おばあちゃんにも、みんなみんな
穏やかでいてほしい。
娘にも
いつも付き合ってくれてありがとう。
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